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ミヤジマ日本選手権への道③

今日は第3話。木っ端微塵に挫折します\(^o^)/

今日は長いですよー(笑)

高校2年生、一時的な伸び悩みを乗り越えてからは比較的記録は順調に伸びました。北信越後すぐの高畠10kmでは48’50、元旦では48’30、そして神戸では46’48の大幅ベストでした!

実はこの大会、雪で飛行機が飛ばずに新潟から一時脱出出来ませんでした(^_^;) なんとか新幹線に飛び乗り、神戸に着いたのはレース前日の午後6時(笑) 翌朝9時くらいにスタートだったので本当にヒヤヒヤしましたが、逆にその状況を楽しめましたね(∩゚∀`∩)

神戸のレースを予想以上の結果で終えられたことでシーズンへ弾みを!と思いましたが……この年のピークはここでした。

春の輪島は47’50。歩型も、違反はとられないものの「なにかちがう……」と思っていました。

以下、シーズン終わりまでの記録ですが

記録会 23’26

春地区 23’40

県大会 23’55

北信越 24’10

きれいに15秒ずつ遅くなってますwww

理由はいまだによくわかりません。

練習をしすぎた? 高校最後だからプレッシャー? それとも受験のストレス?

もう一度やり直せたとしても、どうにも出来ないと思います。それくらい暗中模索。

ボロボロになるまで競歩を続けられました。

このときは競歩に疲れちゃいました(^_^;)

僕の、競歩選手としての、完全な挫折です。

北信越大会が終わってからは勉強を強いられました。

自分が通っていたのは県内屈指の進学校。文武両道を掲げていますが、「部活で頑張った力を受験に!」と言われても、違和感を覚えてしまいます。俺は受験のために陸上やってきたんじゃねー、と高校生なのでいきがってました(笑)

家でも学校でも「旧帝大への進学」を常に言われてうんざりしてました。大学よりも学部を見ろと言われましたが、結局「上のランクを目指せ」の方針だけでは納得できませんでした。

……まぁ堪えて毎日10時間以上勉強してましたけどね(笑)

でもそんなときのストレス発散法が、走ることでした。

さすがに競歩はやる気になれなかったので市民ランナー的なかんじで、受験の合間を縫って走ってました。

夏休みを終えたときに、指定校推薦での大学進学が決まりました。

早稲田大学商学部。陸上をやろうという気は全くありませんでした。前から実学ベースの商業学を勉強したいと思っていたこと、そして早稲田という「何でもあり」な校風に強く惹かれたのを今でも覚えています。

大学進学が決まってすぐに訪れたのは陸上部顧問の先生のところ。開口一番に

「高校駅伝に出たいです!」

と言いました(笑)

秋の高校駅伝に向けてうちの高校はメンバーが足りなかったことを知っていました。それに市民ランナーとして興味がありましたし(笑)、何より、高校の最後をチームスポーツで終わらせたいと思いました。

しかし、大会に向けて2ヶ月くらい練習していざ本番!と思った大会1週間前に………なんと猛烈な体調不良に襲われました。

原因は、過労(笑) 急に駅伝に向けて練習したこと、受験勉強を継続していて毎週土日が模試で潰れる現象が1月続いたらさすがに倒れました(笑)

駅伝では17’30くらいでバテバテでした(笑)

でも、そのときに本当に走るのが楽しいと思えました。

強風が吹く厳しいコンディションのなか、声援を受ける………必死に脚と腕を動かしながら、全身を波打つ鼓動を感じ取る…………

あの感触はランナーしか味わえませんよね。競歩が嫌いにもなり、受験勉強でストレスある生活を送っていた僕を、虜にさせる感覚でした。

この高校駅伝で陸上はやめようかなーと思っていましたが、続けることにしました(笑)

そして春、新生活。大学入学です。

東京に来て一人暮らしを始めました。大学には電車と徒歩で30分のアパートに住みました。早稲田大学でこれは、まずまずです。

サークルは、早稲田大学陸上競技同好会に入りました。高校の先輩が入っていたので、趣味として陸上を続けられたら……と思って入りました。

先輩も同期も本当にいい人いい仲間でしたが、何より皆が陸上を楽しんでいる団体です。みんなでキツい設定のインターバルをこなす一方で、練習が終わってからは自由にご飯を食べたり………

この団体で競技をする人達を見て、「ああ、陸上競技も頑張ることが全てじゃないんだな」と思いました。

陸上競技ってシビアな種目です。タイムで順位付けられ、記録で判断される世界。少なくとも自分はそういう世界で生きてきました。

でもこの団体の人達は違いました。ストイックに記録を目指す先輩、研究室が忙しいなかでやりくりしながらマラソンを走る先輩、一緒にだらだら走ろうぜwと言ってくる友達

それに気づいたとき、ああ、もっと好きに陸上競技をやればいいんじゃないかなと。記録を出そうとするのも、とりあえず練習するのも、もっと自由でいいんじゃないかな。そう思いました。

そんなとき………同じ新潟出身で高校時代に競歩でライバルだった友達が「400mの競歩TTやろーぜwww」と持ちかけてきました。

競歩はまだ少し怖い……というか抵抗があったのですが、「やろーぜwwwやろーぜwww」と言う彼に抵抗せずにTTをやりました。

そしたらなんと……98秒(笑) 自己ベストは88秒ですが、1年近くまともな競歩をしてなかった自分はビックリです。

友達は「お前すげーな!」と肩を叩いてくれましたが、それ以上に…………とても歩くのが楽しかったです。

高校駅伝のときではないですが、止まってしまいそうになるほどの激しい鼓動に快感を覚えました。走りでは得られなかった、競歩という制限があるなかでの、この鼓動。

それを思い出したとき、自分は競歩選手復帰を決めました。

次は、初めて50kmに挑戦するまでです!

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