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回復(リカバリー)を考える ⑤ 練習の範囲

休養も立派なトレーニングです。
なかなか、一般のウォカーやランナーは、そういう感覚が
難しいようです。

忙しい中を、トレーニング時間を絞り出し練習をするので
おそらく、休むという事が
自分の体力の衰えを助長させてしまう、と考えてしまうのでしょう

普通のアスリートでも、練習を休むことに不安を覚えて
無理に練習を繰り返し「オーバートレーニング症候群」
となる選手は珍しくありません。

「休む」というのは本当に体力の低下を招くのでしょうか?

そもそも、トレーニングをしているとき、強くなっているのでしょうか?

トレーニングをしているときは、筋肉に負荷をかけ
身体を壊している、という状態です。
つまり、身体を強くするために壊している状態です。

そして、休んでいるときに、身体はアミノ酸などを原材料にして
壊れた身体を強くしている、というより身体が強くなるように
再生(超回復)をしている、状態です。

トレーニングと休養がセットになって、強くなっているのですが
厳密にいえば、休んでいるときに身体は強くなっているのです。

残念ながら、加齢とともにこの再生(超回復)の能力は落ちていきます
それなのに、休まずに練習をしてしまうと、
回復する間もなく、身体に破壊が起こるので、再生が追いつかず
身体がつよくならないばかりか、疲労がたまるだけ。

「休養」も立派なトレーニングの一つです。

自分がそういう状態になっていないかは、
短いサイクルで同じトレーニングをすれば分かります。

疲労している状態だと、タイムは必ず落ちます。

例えば、同条件で10㎞をウォーキング・ランニングをしてみて
タイムが落ちているのであれば、疲労を考えるべきです。

回復(リカバリー)を考える④(クリック)と合わせて
考えてみて下さい

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