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講師 柳澤 哲によるウォーキングブログ

速く腕を振れば、速く前に進むのか?

先日、ナイター陸上があり

選手が出場したので、行ってきました。もちろん、競歩の試合です。

9名出場しましたが、2名が41分台で、1名が42分台、一番遅い選手でも50分は切ってゴール。

ナイターとはいえ、蒸し暑さはある中で、どの選手もよく頑張ってくれました。

 

一番速い選手は、時速14.4㎞ キロ4分10秒(1㎞を4分10秒)ペース

このペースまで来ると、腕の振りの速さも相当なもの、1分に200回転以上はいきます。

さすがにウォーキングでは、難しいピッチです。

 

後半、疲れてきて彼の悪い癖がでました。

速く腕を振れば、進む選手と、速く腕を振っても進まない選手が、競歩選手の中には存在します。

なぜ、速く腕を振っても進まないか?というと

速く腕を振ることに意識がいってしまい、歩幅が狭くなるからスピードに乗らなくなります。

 

競歩は、ジャンプをすると両足が離れるので違反になります。

そうならないように歩幅を広げると、当然地面に足が接地している時間が長くなります。

足離れが遅くなるので、足が地面に対して粘るような感じになります。

 

彼は後半更なるペースアップをしようと、速く腕を振ったが、その足が粘る感じになれませんでした。

それが、もったいなかったです。

高校から競技を続けている選手でも、そういう身体の使い方をしてしまいます。

逆に言えば、まだまだ伸びしろを感じさせる部分です。

 

速くウォーキングしよう!とする場合も、たまに彼のような身体の使い方をしてしまう方がいます。

速く腕を振っているのだけど、歩幅がどんどん小さくなってしまってスピードが上がらない

 

速く腕を振っても、速く進まない場合がある、

速くウォーキングをしたいからこそ、知っておく必要があることだと思います。

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