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講師 柳澤 哲によるウォーキングブログ

100kmウォーキングを食べる⑤ どうカロリー補給をするか?その3

最初の5時間程度までカロリー摂取は、
100㎞ウォーキングの中盤から後半のための
「食べる」ためのものだ、
という認識と戦略が必要になります。

なぜ、そう考える必要があるのかというと
・100㎞序盤は身体がクリア(疲労が少なく元気)な状態である
・吸収には時間が掛かるので、あくまでも中盤から後半のためのカロリー摂取
・運動しながらのカロリー摂取なので通常の場合と違い吸収に時間が掛かる

前半は比較的元気なので、
ある程度濃度が濃いものでも受け付けてくれます。
ですから、前回の流れを引き継いで話せば
アイソトニック飲料を中心とした、
カロリー摂取を考えることが大切でしょう。

ただ、身体が元気だと言えども、
少量で胃の負担を軽くし、回数を増やす
という、作戦がおすすめです。
(※運動中の補食に身体を慣れさせるというトレーニングも)

ちなみに、この方法はマラソンは真逆です。

マラソンを走るトップアスリートは、
少しづつ濃度を濃くしていく選手が多いようです。
2~3時間程度でゴールができるので、
後半の疲れて味覚が弱くなるので濃くする
カロリーをとってもそれが実際に吸収され
使われるまでには時間が掛かるので
ハイポトニック飲料で失われた水分をしっかりと摂る、
ということの方が重要になります。
だから、カロリーよりも水分補給の方が大事になるからです。

そうなると、一般ランナーのようにマラソンで5時間以上かかる
という方は、トップランナーのような給水をするのはお勧めではありません。

ちなみに、「それでは最初の5時間の対策は?」
っと、聞かれれば、「やはり前日の食事」です。

どれだけエネルギーを蓄えることができるのか?

その成否に最初の5㎞はかかっていると言っても過言ではありません。
もっと言えば、レースの結果も大きく左右するでしょう

ですので、効果があるとかないとか、いろいろと言われますが
「カーボローディング」をして備えるというのは、
距離が長くなればなるほど、とても重要だと思います。

つづく

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