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ウォーキングブログ

このサイトを始めた理由

「自分がやってきた競技がメジャーになってほしい」
(多く方に知ってもらい、実際にやってみて楽しんでもらいたい)

「自分のやってきた競技がメジャーになって欲しい」、マイナー種目と言われる競技をしてきた者であれば

必ず想う願いでしょう

 

選手をしていると「活躍をして、結果を出せばメディアにも取り上げられて種目がメジャーになる」

と、考える選手が多いです。(実際に私もそうでしたが)

 

しかし、現実はどうか?

女子サッカーはW杯で優勝し、五輪でもメダルを獲り

一時はブームになりましたが、メジャーにはならず

W杯優勝選手が「女子サッカーを文化として根付かせたい」と願って活躍をしても、現状は程遠い状況です。

 

体操個人で連覇を五輪でしても、体操が盛んになっているか?と言われたら、

決してそれほどでもなく、連覇した選手もプロ選手となり、体操を普及しようとの想いはあるが、

現状はとても追いつかず、危機感を抱いていると思います。

 

選手が結果を出しただけでは、メジャーにはなれません。

 

競歩は、どうか?

ウォーキングは多くの方に親しまれているのに、その競技スポーツである【競歩】は

陸上競技の中でもマイナーな種目とされ、日本選手権の中継すらおこなわれていません。

リオ五輪では、50㎞競歩で荒井選手が銅メダル獲得しました。

世界陸上ロンドン大会では、50㎞競歩で銀銅2つのメダルを獲得しました。

しかし、競歩は五輪でメダルを獲得した種目で、国内の試合が中継されたことがない

数少ない種目の一つでしょう。
※男子20㎞競歩は、世界陸上大阪の前に1度だけ放送されました。
おそらく、日本選手権が放送されずメジャーになれていない原因は、

競歩に関係する者の発信力の弱さ、だと思います。(もちろん、私も含めて)

 

ハッキリ言うと、一般的には「競歩は競歩でしかなく、恰好が悪くつまらない種目」という認識です。

ウォーキングの延長線上にあるものだと誰も思ってはいません

そんな認識を持たせてしまったのは、我々競歩に携わる者が、競歩の魅力を伝えきれていない、

その1点だと思っています。

実際、「競歩はウォーキングの競技スポーツであり、恰好が良く面白い種目」このサイトを立ち上げて

講習会・イベントで1年間様々な取り組みをしてきた中で、たくさんの方と出会うことが出来ました。

そんな皆さんから得られた素直な実感です。

 

 

まだまだ認知度は低いですが、メダルを獲っているのも事実。

「認知度が低い」を言い訳には、いつまでもできません。

そして、

メジャーなスポーツは、一般の方が学ぼうと思ったときに学べる環境が整っていますが

競歩は、まだまだそんな環境にありません。

 

 

それでは、どんなに選手が活躍しても、普通の人がやってみよう!と思っても、見よう見まねでしかできなくて、

ブームになる訳がありません。

競技の普及は、何も高校生と大学生だけではなく、一般の多くの大人の皆さんも含めて

体験できる場を提供してこそ、普及活動と言えるのでは、と思います。

 

〇メダルを獲っても日本選手権で中継がされない
〇学ぼうにも学べる機会が少ない

私個人としては、この現状に強い危機感を頂いています。

 

では、どうすれば放送され、普及する種目になるのか?

 

◇競技種目の社会貢献

スポーツはその持っている技術・特性を広く社会に還元しなければ

社会に必要とされる種目にはなりません。

 

◇経済活動して、その競技種目が社会に寄与する

どんな形であれ、市場を創造し経済活動をしないと、競技的価値は向上しません。

競技的価値が向上しなければ放送にスポンサーはつきません。

 

◇競技種目が結果を残す

結果を出しただけではメジャーにならないのも事実ですが、結果を出さないとメジャーになれないのも事実です

メディアの露出が増えることは重要です

 

上記、3つが揃わないと難しいと感じています。

選手が【結果】だけを出したとても

競技の【社会還元】【経済活動】が欠けては、メジャーにはなれない、と思います。

 

競歩の日本選手権放送がされ、多くの皆さんが「競歩をやってみたい!」と思ったときに学べる「場」を作る

このことは、とても重要なことです。

そして、競歩選手だった誰かがしなければならないことです。

 

そして、多くのスポーツ選手が「普及」の名のもと「ボランティア」で活動としていくことの限界も多く見てきています。

「ボランティア」が良くない、と言っているのではなく、

どうしても提供できる「質」、提供し続けることに「限界」があります。

多くの実業団が企業の業績悪化で、競技部を廃止していく状況も見てきた中で

やはり、競技自体がしっかりと経済活動の輪の中に入らなければいけないことも、痛感しています。

 

そして、スポーツとしての競歩のaruku技術を社会に還元することは、とても意義深いこと、と思ってます。

スポーツが社会に貢献することと言い換えても良いかもしれません。

ウォーキングが多くの国民が親しむスポーツであり、ポテンシャルは大きいです。

ウォーキングの競技スポーツが【競歩】です。

ウォーキングをしようとする人が、より安全に、より楽しく、新しい価値の中でウォーキングができるように。

競歩選手の新しい価値のの提案による「受益者負担」が、競歩が経済活動として成り立てるようにしたい、

そんな想いがこのサイトには詰まっています。

競歩選手のとしての想い、そして、誰かがしなければいけないこと…

 

 

「ウォーキングplus競歩」始めた、理由。でした。

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