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講師 柳澤 哲によるウォーキングブログ

初心者も参考にしたい時速8㎞のフォーム解説

速くウォーキングできているポイントは

〇肘を意識した腕振り

〇長く後ろに踏み出せている

〇骨盤が動いている

上記の3点です。

肘を意識した腕振りが速い回転数(ピッチ)を生んでいます。

リズムよく腕が振れていて肩に力も入っていないので、この腕振りができればなかなかペースは落ちません

長く後ろに踏み出せているので、脚が粘るようなリズムになっています。

おそらくウォーキングを習っていない方がこの方と歩幅を合わせてウォーキングをしようとすると

うまくリズムを合わせられないと思います。

この長く後ろに踏み出すことが歩幅(ストライド)を作り、スピードを生んでいます。

横からの動画でも、動画終盤後ろに周り、後ろ姿でも骨盤が揺れるように動いているのが分かります。

骨盤が上半身と下半身のジョイント部分として連動をつなげ

腰が脚をスムーズに前後に運んでくれています。

 

もちろん、フォームの改良点はまだまだあります。

かかと着地が甘い(つま先の上りが小さい)ので、重心を着地した足がブレーキを掛け気味になっています。

少し腰が引け気味なところも気になります。

 

このフォームは競歩?と聞かれれば、競歩の技術を使っているので

競歩っぽいですが競歩ではありません。

その一番の理由は、着地の瞬間の「膝」です。

競歩のルールでは、「接地している足の膝は垂直になるまで、伸ばさなければいけない」

というルールがあります。そうなるとこのフォームだと着地の瞬間の膝が甘い(やや曲がり気味)

なので、競歩だ!とまでは言えません

ただ、ウォーキングで時速8㎞までくるには競歩の技術が上手く使えないと、一瞬くらいは時速8㎞でウォーキングできても

長くはもたないでしょう。

 

そして、とても大切なのはダメージが無いこと。

この方は動画の表題にもあるように、「変形膝関節症」です。

つまり膝への負担はウォーキングといえども極力避けたい、

この時速8㎞でウォーキングした次の日にメールを頂きましたが

「膝や筋肉への痛みや疲労は、まったくありませんでした」とのことでした。

 

このことが、大切なのです。

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