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MGC 勝敗を分けたフォーム そして「速さ=強さ」ではない 設楽選手への評価の誤解と設楽選手の本当の凄さ

日本マラソン初の一発選考会、MGCは非常に盛り上がりました

沿道の人の数は、午前中スタートながら後半は人垣だらけ。。。

改めてマラソン人気は凄いなぁ、っと感じるに充分な声援でした。

 

勝負を分けたのは、「フォーム」

41km地点、大迫選手・中村選手・服部選手が2枠を3名で争ってました

ここでは、服部選手が大迫選手に置いていかれ、

1位が中村選手、2位が大迫選手、3位が服部選手。

おそらく、多くの方はこのまま大迫選手が2位を死守すると思ったかもしれませんが

フォームをみると、大迫選手だけがフォームを崩してでも腕を振り

肩が大きく揺れて引けており、頭の位置も大きく動いてます。

もがいても、もがいても、スピードがでない、、、大迫選手はきっとそんな感覚だったでしょう

あれだけ上体がブレると体重が載った蹴り出しが出来ないので

スピードに乗れません。

スピードが出せたとしても、わずかな距離でしょう。

 

苦しみながらもフォームが崩れない、中村選手と服部選手。

上体が安定してフォームが崩れず

中村選手は逃げ切り、服部選手は大迫選手を抜き返すことができました。

 

自己記録ランク1・2位が2位以内に入れませんでした。

「速い=強い」ではないを証明した結果だったと思います。

これはどの陸上競技種目でもいえること。記録の良さは強さには直結しない

陸上競技の難しさでしょう

 

その難しさを感じたのは井上選手。

私もトップ争いをすると思っていました。

しかし、気持ちが空回りしてまったく本来の走りが出来てませんでした。。。

アジア大会で優勝もし、本番に強いという評価がありましたが

この敗戦で「安定感」という課題を浮き彫りにしました。

 

設楽選手は、異次元の走りを見せましたが

「レースを逆算して読む」ということが出来ていなかったように感じました。

さすがにハイペースで入り過ぎました、

天才ゆえの「この気温でもきっとなんとかなるだろう」という過信があったように感じます。

ネットでは、「世界と戦う心意気をみた!」とか

ハイペースをたたえるコメントが多いようですが、

現地で世界陸上・五輪も見てきた者からすれば、「世界と戦うレースの仕方ではない」

っと感じました。

 

タイトルが掛かる試合、つまり世界陸上・五輪は記録ではなく順位が重要

その試合で、最初から速いレースはほとんどありません。

世界陸上・五輪とも序盤で1㎞を3分ペースを切るレースはそうそうありません。

日本と同じく、高温多湿だった世界陸上北京大会では、最初の5㎞16分9秒でした。

ハイペースでいくのはあくまでも、寒い時期におこなわれる各国際都市で行われる

ベルリン・シカゴ・ロンドンなど主要大会の話です。

「彼は世界レベルのレースをした!」というのは誤解があると思います

そもそも、この大会は五輪の選考会ですから。。。

 

とはいえ、途中まで設楽選手だけが他の選手より気温が10度くらい低いところを

走っているのではないか?っと感じるほど涼しげでした。

暑さ対策もまったく出来ていなくて

給水は摂っても、飲む量が圧倒的に少なく。他の選手が暑さ対策で

氷をしっかり摂り、手に持ちながら走っているのに。。。

それで、この走りはやはり「天才」と感じさせるに充分でした。

 

MGCは非常に良い試みでした。

「速さ=強さ」ではない、それが証明できた試合だったと思います。

 

 

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