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講師 柳澤 哲によるウォーキングブログ

100kmウォーキングを食べる⑥ どうカロリー補給をするか?その4

前回は、最初の5時間程度は前日の食事で
カロリーをしっかり貯蓄し
100㎞の中盤から後半に向けて、前半にカロリーを獲りましょう
という話をしました。

ただ、運動をしている状態での吸収なので、
どうしても吸収の効率は落ちていきます。
そんな状況のなか、何を摂れば良いのか?

それは、たんぱく質です。

トレーニングをしている人なら、
「たんぱく質は運動後に摂って、筋肉をつくる材料だから運動後の方が良いのでは?」
っと考える人もいるでしょう。
もちろん、それも正解ですが、たんぱく質は実は身体を動かすときのエネルギー源になります。

もう少し正確にいうと、「アミノ酸」
アミノ酸はたんぱく質の身体に吸収される直前の状態を指します。
筋肉に脂肪がエネルギーとして使われるためには、必ずアミノ酸とくっついて取り込まれます。

脂肪は備蓄燃料として、身体についていますが、アミノ酸はそうはいきません。
ですから、しっかりとアミノ酸を摂取していかないと脂肪が上手に燃えてくれいない
つまり、エネルギーとしてしっかり消費できないという事になります。

しかも、糖代謝は疲労の原因の1つである乳酸を作りますが、
脂質代謝ではほとんど作られません。
ですから、アミノ酸をしっかりとってエネルギー源として使えるようにしておくのは
スタミナ切れの予防もそうですが、疲労物質の乳酸を生み出さないためにも
とても大事なことなのです。

しかも、アミノ酸の吸収は非常に高いです。
安静時でおおよそ30分前後で吸収されると言われているので
カロリー補給の1つとして、アミノ酸を摂取していくというのは大事なんだということが
よく理解できると思います。

つづく

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