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ラン経験のある、競歩初心者がつい失敗してしまうこと

マスターズに出場する競歩初心者の方が

気を付けなければならないことがあります。

特にランの経験があって体力に自信がある方ほど

つい失敗してしまうことが多いようです。

 

それは。。。。

 

試合に出場する際に、ネットで調べてみて

「これぐらいのタイムでゴール出来ればいいだな」っというのを確認し

自分で実際にその距離をタイムトライアルしてみます。

それで、自分のタイムに自信を持って、いざ大会に出てみると、

競歩のルール

・一瞬でも良いので片方の足の地面の接地していること

・着地した足が垂直になるまで伸ばさなければいけないこと

に抵触して、失格してしまう。スピードを大幅に落とさざるを得なくなり

自分のタイムトライアルより大幅にタイムを落としてしまう。

という、結果に終わることが少なくありません

 

ラン経験のある方こそ、タイム的には自身のタイムトライアルで良い結果を出せるので

自信をもってマスターズ陸上に出場するため、ショックを受ける方も多いようです。

ランでこれくらいのスピードで走れるのだから、競歩でもこのぐらいのスピードは

楽勝だろう!っと過信して臨んでしまうからこそでしょう

 

個人的に残念に思うのは、それで

「競歩は難しい!」「よく分かんない!」「なんで自分のフォームが違反なんだ!」

っと、せっかくの挑戦を諦めてしまう方が少なくない事です。

 

ランは、ランです。

競歩は、競歩です。

 

ランを挑戦されたときも、いろいろな失敗を経験されたと思います。

それを繰り返して、ランとしての実績を残されてきたと思います。

そのランの実績を競歩にも繰り越せる、っと思うのでしょうが、

そんなことはありません。

やはり、どんなにランでサブ3が出来ていようとも、ランで優勝経験があろうとも

競歩初心者でしかありません。

 

マラソン経験者で競歩の日本代表までなった選手はいませんし、

ランの適性と競歩の適性が同じではありません。

実際に、黒人選手の競歩選手はほとんどいません。

 

ラン経験者で競歩に挑戦される方が一番最初にしなければならないのは

「失格しないフォームの習得」

 

正確なフォームではありません。まずは失格をしない最低限の競歩のルールを守った

フォームを身に付けることです。

そして、そのフォームを自己診断しない事。

一番良いのは競歩経験者に判断してもらう事

二番目に良いのは、自分のフォームを動画に撮り、YouTubeなどで

競歩の動画と自分の動画を見比べることです。

それで、自分のフォームが失格しないフォームかどうかを確認して下さい

もちろん、それでも失格する場合があります。

それは、気負ってしまって練習とは違うフォームで試合で歩いてしまうことがあるからです。

 

それでも、競歩が魅力的なのは、

技術種目であり、シニアでも充分にタイムが伸ばせるからでしょう。

実際に、競歩をしているシニア層の方は職人気質の方が多い気がします。

 

ラン経験者で競歩に挑戦してみよう!っと思った皆さん

競歩は、難しいんじゃありません。

失格は、審判が悪いんじゃありません。

皆さんのチャレンジ精神を刺激しているだけです。

 

ランを始めたときに、フルマラソンを楽勝で完走できると思わなかったと思います。

 

きっと、競歩の試合でゴールで来たとき

距離に関係なく、フルマラソンをゴールしたような

達成感が得られるかもしれません

 

 

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