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”この身体を抱えて、どうやって生きていけばいいのか”、という不安、ウォーキングを始めた理由とは?脳梗塞の方のとの対談②

無事に退院すはずだった入院が、一転して人生を変えて

それでも前向きに、リハビリと向き合いだして。

 

多くの方が前向きになれない中で、

自分の復活のためにした作戦とは?

ウォーキングを始めた意外な動機を語ってくれました。

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柳澤:不安の中だったと思いますが、本格的なリハビリが始まりました

N:リハビリをするしか前に進めない、って思っていました。文句を言ってもどうにもならないし。

そして、1カ月後にリハビリ専門の病院に転院し、そこからが本科的なリハビリが始まりました。

柳澤:本格的なリハビリが始まって大変でした?

N:うーん、大変では無かったですね。楽しかったし、平行棒を持てば何とか歩けたし。

柳澤:リハビリでやはり大きく改善した!という感じはあったんですね

N:理学療法士の先生に言われたんですが、先生が休んで会うと見ない間でも凄く良くなってる、歩くために使う装具も必要無いと。

柳澤:ご自身でも良くなった実感は大きかったですね

N:頑張りましたからね。理学療法士の先生に「あなたみたいな人は初めてだ!」って言われました。私、理学療法士の先生に「営業」を掛けたんです

柳澤:営業?

N:私の事をちゃんと治しなさいよって(笑)
何とか、私の事良くしたい!って思わせたい!っと。
どんなに自分一人で頑張っても限界があるじゃないですか、だから、ちゃんと先生方を巻き込もうと(笑)

柳澤:お仕事をされてた時の延長ですねー

N:アパレルで百貨店のバイヤーに売り込まないと数字(販売売上)が取れないんです。だからバイヤーを巻き込む
百貨店のバイヤーに「売り場をNさんに全て提供します。心中しますよ」って。
これを理学療法士に言わせないとダメだな、っと(笑)

そしたら、理学療法士の皆さんに「Nさんだけは、歩いて退院させたい!って我々は話してるんですよ」言われて。
やったーって思いましたね

柳澤:凄いですね!
けどリハビリに来ている人は全てNさんのような感じでは無いと思うんですよね

N:そうですね、多くの方は私のようでは無かったです。
1日中泣いている人も普通にいましたし。

柳澤:なぜ、Nさんはそうならなかったんですかね?

N:気持ちが外に向いていましたからね

柳澤:リハビリの病院にいた時は、多くのサポートをしてもらっていて、いざ退院をするとなった時に不安は無かったですか?

N:ケアマネージャーさんが、毎日誰かが来るように計画をしてくれたので、クヨクヨすることは無かったですね

柳澤:じゃあ、不安は無かった?

N:無いっていったらウソになります。この身体を抱えてどうやってこの先生きていけばいいのか。

ただ、お蔭様でトイレも行けるし、リハビリで最低限のところまで回復させて頂きました。

期待した100のうち、80%は戻ったと思います。

残りの20%はバスの乗降とシャワー。バスの乗降は大変でした。訪問リハビリの先生と、バスに乗って乗降のテストしました。

バスに乗ったら周りの状況を見渡して確認する、そんなこともしなければならなくて。

シャワーは比較的、簡単にできました

あと、とても大変だったのが脳梗塞の後遺症でパソコンがまったく使えなくなりました。

けど、1年掛かりましたが今では何とか使えるようになりました。

柳澤:いろいろと努力をされていましたが、私のところに来るようになったのは「ウォーキング」は訪問リハビリの先生やご自身だけでは解決できなかったからですか?

N:そうでは無いんです(笑)。実はスポーツジムに入会したんですが、やはり身体のこともあって、まったく思うように出来ない

だから、発散できないでいたんです。それで掛かり付けの先生に「タイムとかを追いかけることができるような競歩みたいなことをしたい!」

っと相談したら、「あるよ!」って、紹介してもらったんです。

柳澤:(苦笑)、ウォーキングが目的って訳ではなかったんですね。

N:そうなんですよ、実は(笑)。で訪問リハビリの先生とHPを拝見して決めました。何か頑張るものが欲しかったんです。打ち込めるものが。

柳澤:そうだったんですね!(笑)

つづく

https://www.pro-walkingcoach.com/blog20190520/

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