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世界陸上ドーハ大会 男子20㎞競歩 予想
男子20㎞競歩では、
実は前回大会
金メダリストのアレバロ選手(コロンビア)
銀メダリスト モロゾフ選手(中立選手)
2名が出場しません。
とはいえ、前回銅メダルのボンフィム選手(ブラジル)、リオ五輪銀メダル 蔡選手(中国)、リオ五輪銅メダル バードスミス選手(オーストラリア)
中国の王選手もスピードがあり、リンケ選手(ドイツ)など、やはり混戦模様です。
実は50㎞競歩よりメダルが狙えるのがこの男子20㎞競歩です。
池田選手は海外に強く、2018年世界競歩チーム選手権金メダル、
今年行われたユニバーシアード(イタリア)金メダル
海外のレースで滅法強い選手です
山西選手は、能見大会で今シーズン今季1位のタイムとなる、1時間17分15秒
そして、6月のIAAFチャレンジ(スペイン)では1時間17分台で優勝しており
今季2回も1時間17分台で歩いており好調を維持しています
そして、その二人に2月の日本選手権で勝っているのが、高橋選手。
海外の試合は苦手していますが、今季は積極的に海外での試合をしてきました。
暑さのために、スローペースが予想されます。
男子20㎞競歩は強烈なペースの変化が特徴的です。
ペースが上がったり下がったりの揺さぶりに耐え、最後の5㎞でどれだけペースを上げられるか?
が勝負のカギを握ります。
高橋選手は、ハイペースでもペースを上げられるのが強みです
しかし、極端なペースの切り替えは得意な方では無いので
思い切って前に出るレースをした方が良いかもしれません。
そして、失格が多い選手ではありませんが、警告はもらいやすいフォームなので
暑さはあるけれど自分を信じて前でレースを出来るか?がポイントでしょう
池田選手・山西選手は、ペース変化への対応もうまく最後の5㎞で順位を作ることが出来る選手です
先に仕掛けるのか、周り仕掛けをまって仕掛けるのか?
判断が難しいところだと思います。
暑さがどれだけ体力を消耗させているか?
自分と相手、その両方を見極めることと、相手の警告の枚数と自分の枚数も考える必要もあるでしょう。
(歩形違反で警告3枚で2分間のペナルティ、4枚で失格)
前者は目に見えない部分ですが、後者は目に見える部分です。
自分に警告がなく、相手に警告がでているようであれば、先に仕掛けるのがセオリーです。
自分に警告があり、相手に警告が無い場合は、相手のスパートに着きペースが落ちた瞬間にスパートする
もちろん、状況は上記の通りでなく最後5㎞でまだまだ選手が残っている場合や
全員が警告なし、もしくは全員に警告がある場合など、状況は様々で刻一刻と変わります。
「レースを読み切る力」
これが【金メダル】への近道でしょう
男子50㎞鈴木選手の金メダルに20㎞の選手達も「スイッチ」が入ったはず
試合が楽しみになってきました!