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#競歩 新しい景色、を見てみたい #日本選手権20㎞競歩  SNSをいろいろと見て思ったこと #競歩 の競技人口を増やす

日本選手権は陸連もPRに力入れて

TwitterをメインにSNSも

日本選手権競歩で過去に無く盛り上がったと思います。

この素晴らしいチャレンジが、

新しく競歩をしたい!っと思う人が増えて欲しいと願うばかりです

 

新しく競歩をしたい!、と考える人と、同じくらい

いや、それ以上に大事にしないといけない人達がいるとも思いました

それは既に「競歩をしている方達」です。

 

日本選手権や全日本競歩に出場するような学生や実業団選手達ではなく、

マスターズ陸上に出場するような社会人になってから

「競歩」に興味を持って始めてくれたみなさんです。

 

「普及」は何も子供やジュニア世代の競技人口を増やすことだけが

大切ではありません

そして、少子化でどの競技種目も

子ども達をどう競技に取り組むか、必死です。

競技人口獲得競争をジュニア世代している訳です

 

競技人口を増やすということは、何もジュニア世代だけに

絞る必要はありません。

マラソンの活況は、中高年世代のランナーが競技人口の多くを支えており

経済を回しています

この、中高年世代の競技人口が、競歩は圧倒的に少ない、という課題があります

 

人口比率として子供達よりも多い中高年に向けて競技の魅力を発信し、

その活躍の場をいかに作るか?は重要です

そして、素晴らしいインテリジェンスで

既に魅力を敏感に感じて「競歩」を楽しんでいる中高年の方も大勢います。

 

ビジネス的な視点で説明すると、既に競歩をマスターズ陸上で

楽しんでいる皆さんが、いかに大切かは理解しやすいと思います。

 

新しく何かを買う、時。。。

仮に「シューズ」にしましょう

新しくシューズを買う時は、

他社のシューズと比較したり、ネットで評判を調べたり、価格が一番安く買える方法を調べたり、

慎重な方なら実際に履いてみたりして、直ぐに購入には至りません。

新しいものを買う、というのは誰しも慎重になり

様々な比較もされるものです。購入へのハードルは高いです

 

ですが、一度でも購入して、履いてみる、という体験をし

気に入れば、

次に同じシューズを購入する心理的ハードルはかなり低くくなり

リピートして購入し続けるでしょう

 

もし、シューズメーカーが、買ってくれている既にお客様となっている

顧客を置いてけぼりにして、

新しい顧客創造のためばかりにシューズを開発しようとしたら、

そのメーカーは改めて

他のシューズメーカーと買ってくれる人達の獲得競争に

参入しなければならなくなり、他社との競争をして

買ってもらう、を常にしなければなりません

 

シューズを気に入って購入し続けている方達を大事にし、

新しい顧客を獲得に行くからこそ、

そのシューズメーカーの売上が伸びるのです。

 

新しい顧客を創造していく、

それと、同じく既にいる顧客に満足を提供出来るか?は重要です

 

新しく購入してくれた顧客も、また買い続けてくれるかはわかりません

買い続けようにも、既に購入経験の顧客が飽きるようなシューズだったり

メーカーがシューズの魅力を伝えるような情報発信や

シューズのアップデートをしなければ

新しくシューズを買った顧客も

長く購入し続ける魅力も感じず、別のメーカーのシューズを購入してしまうでしょう

 

新しい競技者の創造と、すでに競技を楽しんでいる方への大会の充実

両輪で走らないと、競技人口は増えていかないように感じています。

競歩を学生で始めても、社会人になったら競歩をやめて、マラソンを走る

という元競歩選手は多いです。

この前もYouTubeでランチューバ―さんと走っている動画をみました。

高校1年生から競技を始めて、大学4年間続けても、

競歩の競技歴は最長7年で終わってしまいます。

競歩で大学を卒業しても競技を続ける選手は、極々僅かです。

そして、マラソンを楽しむ選手は少なくありません。

そして、その逆、マラソンから競歩をする選手は極々僅かです

 

底が抜けている鍋に水を入れても溜まらない、のと同じになってしまうのは

もったいない、と感じています。

 

 

この両輪が、マラソンはうまく回っている気がします。

市民マラソンも多く開催され、多くの方がマラソンをし

イベントも活況です。

東京マラソンは、42.195㎞途切れなく人垣が生まれます。

 

人垣を作っているのは、観るファンの皆さんもそうですが

実際にマラソンをしている、中高年の皆さんも多くいるでしょう

 

競技実績は、競歩が現在は上ですが、

人気は圧倒的にマラソン(ランニング)です。

 

今回の日本選手権競歩のSNSなどの施策も、

競技力強化、というよりも、「人気をもっと上げたい」

という目的でおこなったと思います。

 

鍋の底の穴を小さく施策や、

社会人になって、競歩に親しんでいるインテリジェンスな皆さんに

楽しんでもらうことは大切です

 

現状、競歩をマスターズ陸上で親しんでいる方は大勢いますが

マスターズ陸上は様々な課題を抱えています。(まぁ、どのカテゴリーでも課題はありますが)

競技数減少・競技種目(距離の多様性)の減少・審判の課題(緩すぎるなど)

 

マスターズ陸上と言わぬまでも、もっと緩く競歩を楽しめる大会も

増えて欲しいと思います。

 

難しい問題ですし、簡単な問題ではないのも分かっています

 

マラソン人気を支えている背景をみると、

個人的にも思うところが大きく

「テン6ウォーク」とかしてますが、

もっと、いろいろとチャレンジしないといけないなぁ、と思います

 

日本選手権20㎞競歩で、

いろんな方が、いろんな立場で一生懸命に競歩を

盛り上げようとしている姿をみて

 

多くの人が、競歩をマラソンのように楽しんでいる

そんな、「競歩の新しい景色を見てみたい」

盛り上げようとしていた多くの皆さんの力で、それも可能になるのでは?っと思いました

 

 

 

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