BLOG
ウォーキングブログ
ペットボトルの受難。。。五輪・世界陸上、TV解説席から見た競歩事件簿② 競歩を楽しく観よう
ペットボトルを叩きつける
2016リオ五輪男子20㎞競歩
9㎞地点、トルコのタシール選手、ペットボトルを取ったとたんに
かかとを踏まれたのか、シューズが脱げた!
急に止まったので、すぐ後ろにいた藤澤選手も慌てて避ける
タシール選手、よほど慌てたか、手に持っていたペットボトルを
すぐに置いて、シューズを履くのに集中すれば良いのだが、
給水を持ったまま片手履こうとしたのでなかなか履けない
焦りが画面からも伝わってくる
ペットボトルを離して、両手でシューズを履き
急いで離された先頭集団を追いかけ始めるも
飲もうと思って取ったはずペットボトルを拾い直すと、
怒りからかペットボトルを地面に叩きつける
給水は飲めない、ペットボトルを叩きつける、という余分な体力を使う。。。
2019年世界陸上ドーハ大会20㎞競歩
同じくペットボトル叩きつけ!が起きたのはペナルティーゾーン内
2位グループでトップを追うスタノ選手(イタリア)、
痛恨の3枚目の警告を受けてしまう
ペナルティーエリアに入ると、ペットボトルの水をすべて頭から浴びると
その勢いのままペットボトルを投げつける
イタリアの関係者がそれを見て、「落ち着け!」っと言っているのか
大きな声を掛けている様子が映し出される
勝負どころの14㎞、それで2分のペナルティー、
選手からすればとても落ち着いてなんていられない。
選手にとって給水のペットボトルは
身体を冷やす、喉を潤す、だけなく「怒りをぶつける」
ストレス解消の道具ともなっている