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講師 柳澤 哲によるウォーキングブログ

東京五輪、男子20㎞競歩の展望

暑いと言われている中、2回下見をして

東京に帰ってきてその暑さを体感すると

やはり、札幌は「まだ」涼しいです。

 

過去多くの大会を現場で経験してきたが

一番暑かったのは、2019年世界陸上ドーハ、2番目は2007年世界陸上大阪でしょう

 

男子20㎞競歩は、ゴールタイムは遅くとも、「速く」なりそう。

どういうことか?

スタート時点はやはり暑いので、ペースは遅くしたい、

そして、涼しくなる後半にペースを上げて、順位を決める最後の5㎞がものすごく「速く」なる

レース展開になりそうです。

 

ただ、このレース展開を好まない優勝候補がいます。

中国の王選手。

今季タイム世界最速で、作ったラップを見ている1㎞毎のタイム変動は少なく

速いペースで押し切っています。

今までも、相手のペースに合わせて後半上げる!というレースだと結果が残せていません

王選手は最初から自分の速いペースにしたい、けど、スタート時は暑い、、、

後半のスタミナを考えると最初は出たくない、このジレンマに王選手がどういう選択をするかで

男子20㎞競歩のレース展開は大きく変わるでしょう。

 

速くなったとしても、遅いペースから後半速くなるペースになるにしても

日本の選手には特に問題はありません。

特に山西選手はレース展開への対応力は非常に優れてます。

後半、上がる展開は池田選手が2018年世界チャンピオンになったときのレース展開

仮に、最初から速いペースも、10000mで非公認の世界記録保持者の高橋選手の得意とするところ

 

王選手が飛び出す展開になれば、

山西・高橋選手がつき、第二集団で池田・アレバロ(コロンビア)・カルストローム選手が大きな集団を作り追いかける

そして、ラスト5㎞でアレバロが強烈なスパートを仕掛けてくるのを先頭グループは

どこまで逃げれるか?

王選手が飛び出さなければ、

大きな集団となり、ラスト5㎞で「よーいドン!」っとなる

青天井でスピードアップする展開になるか?

 

展開予想が外れようとも(笑)

当たるか当たらないかも含めて、楽しんでください!

 

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